リヨンが木曜日のヨーロッパリーグでクリスタル・パレスを3-2で下した。パレスは今シーズンのヨーロッパリーグで初黒星を喫したが、フランスでの後半は立て直しを見せた。
ホームのリヨンはコランタン・トリソ、エルネスト・ヌアマ、パベル・シュルツがゴールを挙げた。パレスはイェレミー・ピノと鎌田大地が得点を返したが、及ばなかった。
パレスを率いるピエール・サージュ監督にとって、古巣への復帰戦は苦い結果となった。サージュ監督は2023年11月から2025年1月までリヨンを指揮していた。
序盤の失点が響く
パレスは初めてのアウェーでのヨーロッパリーグ戦に臨んだ。ホームでのリヒ・ポズナン戦を4-0で制した勢いを持ち込みたい一戦だった。しかし立ち上がりに大きくつまずいた。ヌアマのコーナーキックからこぼれたボールに最も早く反応したトリソが、開始8分に先制点を決めた。
この失点でパレスは追う展開を強いられた。リヨンがペースを握り、パレスの攻撃機会を限定した。イスマイラ・サールがヘディングで同点を狙ったが、シュートはバーの上に弾かれた。それでもリヨンの方が決定機を多く作っていた。
前半終了間際には、中村敬斗の仕掛けからヌアマにチャンスが生まれ、リヨンは2点目を奪った。ヌアマはウォルター・ベネイテスの頭上を抜く落ち着いたフィニッシュを決めた。
後半のパレス、同点まであと一歩
ハーフタイム明けのパレスは明らかに意欲を取り戻した。後半5分、ショートコーナーからアダム・ワートンが絶妙なパスを出し、ピノが強烈なシュートをゴール上段に突き刺した。この一撃で試合の流れが変わった。
パレスはリヨン陣内で圧力を強めた。ヨルゲン・ストランド・ラーセンがヘディングで2度決定機を逃した。鎌田は至近距離からシュートを放ったが、リヨンのGKドミニク・グライフに阻まれた。
しかし、決定機を決め切れなかったことが裏目に出た。残り15分、シュルツが中村の強烈なシュートをうまくコースを変えてゴール隅に流し込み、リヨンが再びリードを広げた。
パレスも諦めなかった。その5分後、鎌田がリヨンの守備の混乱を突いて1点を返した。試合は再び振り出しに近づいた。パレスは同点ゴールを求めて攻め続けたが、終盤にグライフがクリス・リチャーズのヘディングをビッグセーブで防ぎ、勝ち越しを許さなかった。
今後の日程と背景
この敗戦でパレスは公式戦の連続無敗記録が3試合でストップした。ヨーロッパリーグ2試合を終えて勝ち点は3にとどまる。一方、リヨンは連勝で今季のリーグフェーズを好スタートで飾った。
この一戦には特別な意味もあった。パレスは多クラブ保有に関する規定により、昨シーズンのヨーロッパリーグ出場を認められなかった。その原因はリヨンとの関係だった。パレスはその後カンファレンスリーグで優勝し、今シーズンの大会出場権を獲得していた。
サージュ監督は、守備のミスとフィニッシュの精度不足に強い不満を抱くだろう。特に後半に見せた反撃を考えれば、なおさらである。パレスは日曜日に予定されているプレミアリーグのブライトン戦に向けて態勢を立て直す。その後は、次のヨーロッパの試合でベシクタシュとの対戦に臨む。