シングルプレイ

バトルフィールドシリーズは伝統的にマルチプレイ重視でシングルプレイはマルチプレイの練習用という位置づけで特にストーリー性を持っていなかったが今作ではシングルプレイにも力を入れ、練習用という位置づけから離れている。

ゲームニュース

ストーリー

紛争の絶えない時代。軍刑務所へ収監されるはずだったプレストン・マーロウはアメリカ陸軍222大隊所属”B”中隊へ配属される。通称「バッドカンパニー」と呼ばれるこの部隊は軍のはみ出し者達が集まるところと言えば聞こえは良いが、早い話が正規兵を割きたくない場合に最優先で作戦を押し付けられる使い捨ての兵力であった。

早速紛争の最前線へ放り込まれたバッドカンパニーは敵軍の主要施設を次々と攻略してゆく。その最中、敵兵士の死体から敵の戦力に有名な傭兵集団が関与していることを突き止めた。彼らは報酬を全て金塊で受け取っており、それを証明するかのように傭兵のポケットには本物の金塊が納められていた。 続けて発せられた次の作戦指令に対し、バッドカンパニーの面々は喜び勇んで戦地へと向かった。目的はもちろん、軍には内緒で敵が抱える大量の金塊を奪取することである。

登場人物

プレストン・マーロウ(Preston Marlowe)
新たにバッドカンパニー(B・カンパニー)に配属された新米兵士でプレイヤーキャラクター。階級は二等兵。認識番号は000BFH008ME008。祖父が第二次世界大戦、父がベトナム戦争へ出兵したことから軍人に憧れ陸軍に入隊するが派兵先であるヨーロッパで退屈な日々を過ごす。そして暇つぶしのため勝手に操縦していたヘリコプターを陸軍将校の乗る車に激突させてしまうという大問題を起こし、本来は収監される身であった。常識人ではあるようだが、それ故か曲者揃いなバッドカンパニーの面子に良く振り回されている。
サミュエル・D・レッドフォード(Samuel D.Redford)
バッドカンパニー所属でマーロウ達の部隊の隊長。階級は軍曹で任期の短縮と退職金を条件に自らバッドカンパニー配属を志願した。律儀な性格で部下思いでもある。残り3日で任期が終了するので、退役後の悠々自適な生活設計(自家製ボートでクルージング)を夢見ている。しかし、ハガードたちが問題を起こし、また振回されることになった。
ジョージ・ゴードン・ハガード・ジュニア(George Gordon Haggard Jr.)
バッドカンパニー所属でレッドフォードの部下。階級は伍長。認識番号は000BF1942002BF2005。爆破好きな性格が災いし、自軍の武器庫を誤って爆破した事によりバッドカンパニー送りとなった。レッドフォード曰く「頭のイカれたヤツ」でトラブルメーカー。あだ名はハグ。BFBCの公式パロディ動画でもやりたい放題な行動をしている。
テレンス・スウィートウォーター(Terrence Sweetwater)
バッドカンパニー所属でレッドフォードの部下。階級は二等兵。認識番号は0BFMCPS2005MC360006。悪戯で軍のコンピューターにウィルスを侵入させた事がバレてしまいバッドカンパニー送りとなった。レッドフォードから「しゃべる相手が必要ならそいつが最適だ」と言われる程の喋り好き。軽い性格で悪知恵を働くことが多い。セルダリスタン語を話すことが出来る。あだ名はスウィーツ。
マイク-ワン-ジュリエット(Mike-One-Juliet)(M-1-Jのフォネティックコード)
戦地における状況報告、支援調整を担当する大隊の無線担当官。4名の無許可離隊後も無線による支援を続け、もたらされた情報によりバッドカンパニーの面々は度々危機を救われている。その美しい声からスウィートウォーターは彼女を「Miss July(ミス7月)」と呼んでいる。
ザボミール・セルダー
東欧の国家セルダリスタンの元大統領。スウィートウォーター曰く「人民の父・独裁者・万能のウジ虫」の3点セット。アメリカ軍とザボグラード軍の軍事衝突に対して中立的な立場を持っていたがレジョネア率いる傭兵部隊が引き起こしたクーデターで失脚、宮殿に幽閉される。その後自身の身柄を拘束しに来たマーロウ達に結果的に救出されることになり、共に自前の黄金のハインドで脱出、亡命を図る。アメリカ人のことを「帝国主義のブタ」と言い嫌っている。
レジョネア
世界最強と言われる伝説の傭兵部隊の指揮官。報酬は金塊で支払う。セルダリスタンのセルダー大統領をクーデターで失脚させた張本人。邪魔者のマーロウ達を始末するために中東にてヘリで攻撃するも、乗機をマーロウに攻撃され空中爆発を起こし行方不明となった。
ステージ

Welcome to Bad Company
つまはじき者やトラブルメーカーなどアメリカ陸軍から消耗品と認定された異端軍人で構成される第222大隊、通称バッドカンパニー又はB・カンパニー。軍で罪を犯したプレンストン・マーロウ二等兵はこの日、UH-60 ブラックホークに乗ってバッドカンパニーの前線基地にやってきた。普通ならば刑務所行きになるだろうが、その刑務所代わりがバッドカンパニーへの配属。到着したマーロウは早速近くにいたレッドフォード軍曹に自分はどの部隊かと質問するが、「新入り」と言う辺りでレッドフォード軍曹の部隊だということは明白であった。こうしてお上品でピカピカの玩具のような新入りプレストン・マーロウ二等兵の新生活が幕を開ける。途中、インパクトレンチにて車両の補修をした際「Pimp My Ride !」と言うシーンがある。
Acta Non Verda
敵の軍に、金塊を報酬として受け取っている傭兵部隊がいる事を突き止めたバッドカンパニーは、その傭兵が抱える大量の金塊を奪取する為に次の戦地へ意気揚々と乗り込む。着実に拠点を攻略していくうち、バッドカンパニーは傭兵部隊が乗るトラックを発見する。
Crossing Over
傭兵部隊のトラックが移動していくのを見て、金塊に目が眩んだハガードがあろうことか中立地帯へ堂々と侵入してしまう。このままでは大変なことになると危険を冒してハガードを連れ戻したレッドフォードであったが、時すでに遅く軍から身柄の拘束及び軍法会議の処分を下される。もう後戻りは出来ないと覚悟を決めたバッドカンパニーは捕まるよりも先に金塊を奪うため敵のアジトへと進軍を開始した。
Par For The Course
傭兵部隊を取り逃がし、自軍に包囲され遂に観念したバッドカンパニーを待っていたのは刑務所暮らしではなく敵国首都への潜入任務であった。敵国の大統領を拘束することで紛争終結を早めるために上層部が一番危険な任務を交換条件として押し付けたのである。どうにか官邸への潜入に成功したバッドカンパニーは、敵側に怪しい動きがあることに気付く。
Air Force One
傭兵部隊によるクーデターで軟禁状態にあった大統領を亡命させるため、大統領所有のヘリコプターで脱出を図るバッドカンパニー。しかし国境を越える直前、ヘリは傭兵部隊によって撃墜されてしまう。
Crash And Grab
ヘリの墜落場所で意識を回復したマーロウは、自軍からの通信で他のメンバーと大統領が敵軍に囚われてしまった事を知る。彼らを救出するために、マーロウはありあわせの装備で単身敵地へと乗り込んだ。
Ghost Town
紛争はアメリカ軍と敵軍、そして傭兵部隊の三つ巴の戦いへと変貌していく。これが最後のチャンスとばかりに激戦地へと踏み込んだバッドカンパニー。傭兵部隊の本拠地である廃墟で激闘を繰り広げるマーロウは、ついに敵が抱える大量の金塊を発見する。しかしここで問題が生じた。このトラックに積みきれないほどの金塊をどうやって運び出すか、全く考えていなかったのだ───。
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