ウィリアム・サリバが、アーセナルのトップチームのトレーニングに復帰した。今シーズンはここまで背中の负傷で全試合を欠場していたが、ワールドカップ準決勝のスペイン戦で途中交代して以降、負傷が続いていた。
ミケル・アルテタ監督には、近いうちに守備陣の嬉しい悩みが訪れることになる。欧州の他の強豪クラブが羨むような問題だ。
サリバは、昨シーズンのアーセナルのプレミアリーグ制覇の立役者の一人である。ここ数シーズン、リーグ屈指のセンターバックとして評価されてきた。その不在を埋めたのが、夏に加入したエズリ・コンサだ。コンサは、アーセナルを再び首位に導く働きを見せている。
コンサは、アストン・ビラから5,500万ポンドで加入した。ガブリエル・マガリャンイスと見事なコンビを組み、アーセナルは再びリーグで最も堅守のチームとなっている。ここまでの9試合で失点はわずか5に抑えている。
サリバの復帰への道のり
サリバは昨シーズン、背中の問題を抱えながらプレーを続けていた。ワールドカップ後に専門医の診察を受けた結果、手術は不要と判断された。ただし、長期のリハビリが必要とされた。復帰の時期は決まっていない。
このフランス代表DFは、拠点で個別練習を続けてきたが、今回ついにチーム練習に完全復帰した。次のスラビア・プラハ戦、そして過密日程となる年末に向けて、準備を進めることになる。
アーセナルは、サリバの復帰について慎重に進める方針を繰り返し示してきた。それでも、彼の復調はアルテタ監督に最終ラインの難しい選択を迫ることになる。
コンサの好スタート
アーセナルの守備力の高さを考えれば、コンサを獲得する必要があったのかという疑問もあった。しかし、このイングランド代表DFは今シーズン、クラブの最も優れた選手の一人として活躍している。アーセナルは現在、プレミアリーグの首位に立っている。
サリバの不在の中で、コンサはプレミアリーグ9試合のうち7試合でスタメンに名を連ねている。開幕戦のコベントリー戦の数時間前にチームに合流し、かつての所属クラブであるアストン・ビラ戦でデビューを果たした。
アルテタ監督は、コンサがチームに適応した様子を「信じられないほど素晴らしい」と評価している。エバートン戦では先制ゴールを挙げて2-0の勝利に貢献した。さらに日曜日には、14年ぶりとなるアンフィールドでのリバプール戦勝利でも、再び存在感のあるプレーを見せた。
コンサは2019年7月にブレントフォードから加入し、ビラで286試合に出場した。昨年5月にはビラのヨーロッパリーグ優勝に貢献しており、同クラブにとっては1982年以来のヨーロッパタイトルとなった。イングランド代表でも主力として定着し、ワールドカップでは8試合中7試合に先発出場した。そのうち準々決勝のノルウェー戦では右サイドバックで起用された。この起用は、アーセナルでの将来を占う重要な手がかりになるかもしれない。
アルテタ監督の選択肢
アーセナルは土曜日にハルを迎える。その後、今月始まる代表ウィーク前の試合が続く。この期間に、サリバは体力を戻し、アルテタ監督にとって再び定位置を争える選択肢となるだろう。
ただし、サリバが戻った際には、アルテタ監督は誰かを外さなければならない。ベン・ホワイトとジュリアン・ティンバーは今シーズン、アーセナルの右サイドバックの第一候補として起用されており、信頼できる実力の持ち主だ。両者はこれまで負傷に苦しんだこともあるが、ホワイトは今シーズンのリーグ戦で一試合を除き全試合に出場している。
その解決策の一つとして、コンサを右サイドバックに回す案が考えられる。コンサはイングランド代表デビューも右サイドバックだった。この配置なら、サリバをガブリエルの横の定位置に戻すことができる。
アルテタ監督はチームのフィジカルの強さを重視している。体格に優れたコンサを右サイドバックに置けば、相手アタッカーにとって非常に厄介な壁となるだろう。
サリバの復帰は、若手センターバックのクリスティアン・モスケラの出場機会を減らすことにもつながる。モスケラは今シーズンの出場時間が少なく、ハムストリングの負傷から回復したものの、その将来に疑問が投げかけられている。
昨シーズン、アーセナルは全公式戦で63試合を戦い、リーグ優勝とチャンピオンズリーグ決勝進出を果たした。今シーズンもアルテタ監督はタイトル防衛と欧州での成功を目指している。過密日程の中で、多彩な選手層をやりくりすることが求められるだろう。