ハリー・ケインは、バロンドールのトロフィーをチャンピオンズリーグの優勝メダルと引き換えてもよいと語った。
33歳のケインは、キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)やラミン・ヤマル(バルセロナ)を退けて同賞を獲得し、2001年以来初めてイングランド人として受賞者となった。
ケインは、バイエルン・ミュンヘンとの新契約について「今後数日以内に」署名する見通しだと伝えられている。それでも本人は、欧州の頂点を決める大会制覇を最優先に考えている。先週の「ジェットコースターのような」一週間を経ても、その思いは変わらない。
ケインは、アトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ戦を前にスペインの首都で開かれた記者会見で語った。「チームのトロフィーこそ、私たちがサッカーをする理由だ。チームという側面が非常に重要なんだ」
「先週のバロンドールは、人生とキャリアの中でも最高の気分の一つだった。しかし、チームとの瞬間やクラブと分かち合う祝福、そしてバイエルンでチャンピオンズリーグを掲げられたら、それは信じられないほどの感覚になるだろう」
チャンピオンズリーグとバロンドールのどちらかを選ばなければならないとしたらどうかと問われると、イングランド代表主将のケインはこう付け加えた。「私ならチャンピオンズリーグを選ぶ。ただ、両方を手にするチャンスがある。どうなるか見てみよう」
「バロンドールはハイライトであり、私をさらに高いレベルに引き上げてくれる。それでも、チャンピオンズリーグのような大きな決勝を戦い、チームメイトと感情を分かち合う瞬間を求めているんだ」
イングランド人として歴代5人目
ケインはロンドンで行われたバロンドールの授賞式で称えられ、イングランド人として歴代5人目の受賞者となった。このエリートリストには、マイケル・オーウェン、スタンリー・マシューズ、ボビー・チャールトン、ケビン・キーガンが名を連ねる。
バイエルンとサポーターは、土曜日のボルシア・ドルトムントとの「デア・クラシカー」の前にも、ケインに敬意を表した。クラブがバロンドール受賞者を出したのは、カール=ハインツ・ルンメニゲが1981年に受賞して以来のことだ。
「授賞式の後はずっとジェットコースターのようだった」とケインは話した。昨シーズンはクラブと代表合わせて73ゴールを挙げ、バイエルンの国内三冠獲得に貢献した。「本当に大きな喜びだったし、クラブにとってもそうだった。間違いなく、人生で最高の気分の一つだ」
「ただ、いくつもの落ち込みや、対処しなければならない極端な出来事もあった。それによって私たちは結束を強め、一瞬一瞬のために戦っている」
契約交渉は「ほぼ合意」
ケインは、ここ数日バイエルンと新契約について「良い話し合い」を重ねており、契約書への署名は「ほぼ目前」だと明かした。2023年8月にトッテナムから移籍した際の移籍金は8640万ポンド(1億ユーロ)だった。
「大きな部分はほぼ詰まっていて、私たちも満足している」とケインは語る。「ただ、どんな契約にも細かい点が山ほどあって、最終的には弁護士たちが詰めて整理しなければならない。全体として、数週間ではなく数日の問題だと思う。今日も話し合いはまた順調に進んだと聞いている。数日以内には何らかの形で決着させられればと願っている」
バイエルンの準備は、ヴァンサン・コンパニ監督の不在にも影を落とされている。ベルギー出身の指揮官は、10月23日にリザーブチームが参加したトレーニング中に倒れ、病院に搬送された。コンパニ監督は5日後に退院し、回復に努めているが、復帰の具体的な時期は決まっていない。トップチームの指揮は、アシスタントのアーロン・ダンクスが担当している。
ケインは監督不在の難しさを認めつつも、チームはうまく対応していると強調した。「監督がいなくて寂しいが、誰にも自分を証明するチャンスがあるし、まだ先は長い」